なおの心象風景

詩のような散文のようななにかを書きつけています

私が私であるだけで

私が私であるだけでとてつもなく悲しい
私が私であるだけでとてつもなく嬉しい


人間とはひとりびとりが

大海原に投げ出された孤独な戦士


私はすべての憂鬱を吸い込みました
憂鬱はまた吐き出すこともできるのだから


空がまるで水彩画のような
きれいな水色、紫、橙色をしていたので
なぜこのような色に?
私は思いました
だれが何のために塗ったのだろう
(誰も見たことのない 私の目にだけ映る光なのです)
今日だけの 特別な といえばきっとそうだ
しかしそれはおそらくこの世界にたくさんある
美しい空を前にして我々は言葉を失うだけ


言葉が邪魔をするだけなので
もう何もしゃべるな
大自然を前にしては

沈黙しましょうということにしました